Date: 8月 31st, 2025
Cate: ディスク/ブック

Alice Ader(その7)

2026年2月に二度目の来日をするアリス・アデール。
2月10日の王子ホールに続いて、
14日、横浜のフィリアホールでも演奏する。

14日のプログラムは、バッハとシューベルト。
10日、14日、どちらも楽しみだが、シューベルトはとても楽しみ。

Date: 8月 30th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第二十夜(Siemens Eurodynを鳴らす)

9月2日までは猛暑日と予報されているが、
audio wednesdayの3日は、真夏日でとどまってくれそうである。

3日も猛暑日の予報だったら、エアコンありの空間でやる予定だったが、
真夏日なので、野口晴哉氏のリスニングルームのシーメンスのオイロダインを鳴らす。

今回は2月に続いてアナログディスクのみで鳴らす。
カートリッジはEMTのTSD15だけでなく、
野口晴哉氏のコレクションの中にあったノイマンのDSTも予定している。

ただしDSTは、まだ試していないので、もしかすると音が鳴らないことも十分考えられる。
その場合はTSD15で、きちんと鳴ってくれればDSTをメインと考えている。

2月の会同様、リクエストに応じる。
ただしDSTの針圧は5gなので、その点を了承していただける方のみとなる。

Date: 8月 29th, 2025
Cate: アナログディスク再生

Westrex 10Aのこと(その8)

ウェストレックスの10A、ノイマンのDST。
これらのダイレクトカップリングのカートリッジの音を思い出すと、
私の頭の中に時々浮かぶのは、圧電型カートリッジの可能性である。

私が小さいころ、いわゆるステレオがある家庭は少なかった。
ステレオがない家庭にあるレコード再生のための機器は、
卓上型プレーヤー、ポータブルプレーヤーと呼ばれていたモノである。

フルレンジのスピーカーが搭載されていて、ターンテーブルプラッターは、シングル盤サイズ。
手軽に持ち運びできるように蓋を閉じると持ち手がある。
ケースはプラスティック製。

オーディオマニアからすれば、いい音が出てくるはずはない、と、それで終ってしまうであろう作り。

中学生のころ、中を見たことがある。アンプ部は、小さい基板一枚で構成されていた。
モノーラル再生のみなので、基板にはOPアンプ(それも一つ)だった。

どうみてもイコライザー回路はない。
MM型、MC型といった速度比例型ではなく、振幅比例型の圧電型カートリッジを採用しているため、アンプはこれ以上は無理というほどに簡略化されている。

本格的な音は、鳴ってこないが、声だけは活き活きと鳴っていた、と記憶にある。
当時の圧電型カートリッジは高性能は期待できないレベルとはいえ、この発電方式ならではの良さは少なからずあったのではないのか。
そんなことを時々思うことがある。

そんな時代と現代とでは、いろんな素子が改良されて良いモノになっている。
圧電型カートリッジは、可能性はどうなのか。
圧電型カートリッジは、ダイレクトカップリングに向く。当時は破損しやすかったため、カンチレバーが必要だったが、現代の圧電素子ならば、どうだろうか。

Date: 8月 28th, 2025
Cate: ディスク/ブック

Alice Ader(その6)

アリス・アデールが、2026年、再び日本で演奏会を開く。
2月10日、王子ホールで、ショパンとモンポウのプログラム

2024年2月の初来日。招聘元のブログを読んで、また来てくれそうな予感はあった。
なので驚きこそないが、嬉しさは、やっぱり大きい。

今回の来日は、王子ホールでの一日だけなのか、それとも他のホールでも行うのか。
いまのところはっきりとしないが、一日だけでも、再びアリス・アデールが聴ける。

Date: 8月 27th, 2025
Cate: ディスク/ブック

宿題としての一枚(その16)

2023年1月からaudio wednesdayを再開し、今月6日の会で、二十回。

7月、8月は野口晴哉氏のスピーカー、ウェストレックス・ロンドンを鳴らした。
audio wednesdayで野口晴哉氏のスピーカーを鳴らしたのは、これが初めてではない。

昨年はウェストレックスの757Aと、そのレプリカを鳴らしているし、
audio wednesday以外でも、シーメンスのオイロダイン、
ウェスターン・エレクトリックの594Aを中心としたシステムも鳴らしている。

鳴らす度に、野口晴哉氏からの「宿題の一枚」は、なんなのか、と思う。
野口晴哉氏が、どういうレコードを所有されていたのかは、
レコード棚をけっこう見ているので、なんとなくは把握できている。

それでも「宿題としての一枚」となると、漠然とし過ぎている。

カザルスの無伴奏は、最初から、そうと意識していた。
けれどこれ以外は、なんだろうか。
いつか、これだ、と気づく日が訪れるのか。

Date: 8月 26th, 2025
Cate: 「本」

オーディオの「本」(万世書房の閉店)

秋葉原のラジオセンターにある万世書房が、12月後半に閉店する。
閉店の話は、数ヵ月前に耳にしていたが、正式に発表されたことではないので書かずにいたが、
今日、万世書房のX(旧twitter)で公式発表されている。

電気・電子関係の専門書店は、昔はもう一軒あった。
万世書房だけになって、ずいぶん経つ。
書店売りをやめたラジオ技術も、ここに行けば買えた。

そういえば石丸電気のレコードだけを扱っていた店舗も、
オーディオと音楽関係だけの本のコーナーがあった。

万世書房は、昭和26年(1951年)の開店とある。

秋葉原という街が、この頃からはずいぶんと変っている。
私が東京で暮らすようになってからでも、大きく変化しているのだから、
万世書房の閉店は、初心者が相談できる書店の閉鎖でもある。
ラジオデパートにあった、もう一軒の書店もそうだが、
電子部品も扱っている、小さな店では、そういう光景を何度も目にしている。

Date: 8月 25th, 2025
Cate: 進歩・進化

メーカーとしての旬(その10)

KEFには勢いがある。
このことに同意される人もいれば、そんなことはない、と否定すら人もいる。

否定する人の中には、
KEFのスピーカーシステムを強く推すオーディオ評論家がいないことを指摘する人がいるかもしれない。

確かにいない。
そこそこの評価をしている人はいても、強く推している人はいない。

ここが、いまのKEFの勢いのすごいところだ、と私は思っている。
つまりオーディオ評論家の評価とはほぼ関係なく売れている、といえる。

これをオーディオ評論家、オーディオ雑誌の編集者は、どう受け止めているのか。
危機感を感じているのか、そうでないのか。

影響力の低下。
そんなふうに受け止めているオーディオ評論家、編集者はいるのだろうか。

Date: 8月 24th, 2025
Cate: 進歩・進化

メーカーとしての旬(その9)

来年の秋で、「五味オーディオ教室」で出逢って50年になる。
この五十年間で、ずっと続いているメーカー、新しく誕生したメーカー、消えていったメーカーが、当然ある。

勢いのあったメーカーもあるし、旬といえる時期を迎えていたメーカーもある。
そんな移り変りを見てきて、いま、勢いのあるメーカーはどこだろうか、と思うと、
その答は人によって違ってくるのはわかった上で、KEFではないか、という気がしている。

KEFのショールームは以前有楽町にあった。
ビルの建替えのため、いま青山に移転している。

その青山にあるKEFギャラリーを見ると、売れているんだろな、と思う。

オーディオ雑誌ではKEFよりも高く評価されるスピーカーシステムはけっこうあるし、
低い評価を受けているとは言わないものの、ステレオサウンドでの扱いは、ちょっと素っ気ないな、と感じたりもする。

そんなオーディオ雑誌の扱いは、あまり影響していないのかもしれない。
もっと別のところでの評価があるのか。

不動産に詳しいわけではないが、青山のギャラリーの開設費用、月々の維持費は、
私が想像しているよりもかかっているのではないか。

あの場所で、あの規模を維持しているということは、KEFのスピーカーが売れているから。それ以外の理由はないはず。

1980年代、BOSEのスピーカーは本当に売れていた。同じような感じで、KEFもそうなのだろうか。

Date: 8月 23rd, 2025
Cate: アナログディスク再生

Westrex 10Aのこと(その7)

ウェストレックスの10A、ノイマンのDSTほどではないが、
オルトフォンのSPUやEMTのTSD15も、ローコンプライアンスのカートリッジである。

軽針圧(ハイコンプライアンス)のカートリッジの音にまったく惹かれないわけではないが、
SPUやEMTの音を聴くと、やっぱりこっちだな、とひとり納得するばかりである。

なぜなのか、と昔から疑問に思っていたし、その理由を考えてもいた。

理屈から言えばハイコンプライアンスの方が、カートリッジの在り方としては正しい、とも言える。
そんなことは昔からわかっていることでも、肝心なのは音であって、
例えば別項「2023年ショウ雑感(その17)」で書いたことも関係してくる。

2023年のインターナショナルオーディオショウでのオルトフォンジャパンのブースで鳴っていた二つの音。

一つはオルトフォン最新・最高級のMC Diamond、
もう一つは、SPU GTE、
どちらも石川さゆりの「天城越え」を鳴らしていた。

どちらの音が、より正しいのか、と問われれば、MC Diamondだ、と答える。
MC Diamondでの音は、スタジオで石川さゆりが歌っているかのように聴こえたからだ。

一方のSPU GTEの音は、石川さゆりがナイトクラブで歌っているかのように、私の耳には聴こえた。

スタジオで録音しているのだから、MC Diamondの聴こえ方の方が正しいとは、私でも思う。
それでも……である。

わかった上で、どちらをとるかである。

Date: 8月 22nd, 2025
Cate: 新製品

QUAD 3

QUADの新製品、3
モノーラル時代のQUADのアンプには、一桁の型番はアンプはあったが、
ステレオ時代になって、コントロールアンプは22、33、44といったように二桁になり、
パワーアンプは303、405、306、606と三桁になっている。

3はプリメインアンプで、リンク先のQUADのサイトを見ればわかるように、
管球式コントロールアンプの22のパネルデザイン(レイアウト)をとっている。

3の外形寸法はW300xH101xD332mm、
22の外形寸法はW265xH90xD150mmなので、
奥行きこそ倍以上になっているものの、
プリメインアンプとしては小さくまとめられている。

このサイズだとスイッチング電源採用と思いがちだが、
内部写真を見るとトロイダルトランスがある。

3は今どきのプリメインアンプらしくD/Aコンバーター搭載、
フォノイコライザも持つ。

オール・イン・ワンで、22的なフロントパネル。大きくないサイズ。
いいデザインとは、すんなり思えないけど、悪くない、と思うのは、
MQAフルデコードに対応していることも、私の場合、大きく関係している。

QUADのこれまでの製品で、MQAに対応していたモデルはなかった、と記憶している。
そこに、3の登場。

大きな期待は持っていないけれど、じっくり聴いてみたいモデルではある。

価格は、£1,249とのこと。日本に輸入されるとなると30万円を超えるだろう。

定番(その11)

定番モデルを持つメーカーは、それによる安定した収益によってできる冒険がある、と書いたけれど、
同じことはオーディオ雑誌にも当てはまる、と思っている。

定番の記事があればこその記事が作れる──、そう思っている。
そして、この定番といえる記事は、各オーディオ雑誌によって違ってくる。
オーディオ雑誌の個性(カラー)が、鮮明になる。

けれど実際はどうだろうか。
今のオーディオ雑誌に、それぞれの定番といえる記事があるだろうか。

昔からオーディオ雑誌を読んできたといえる人は、そういう視点で振り返ってみてほしい。
昭和のころは、確かにあった、そうだった、と思い出すはずだ。

Date: 8月 20th, 2025
Cate: ディスク/ブック

バッハ 平均律クラヴィーア曲集(その11)

リヒテルの平均律クラヴィーア曲集が、2012年にSACDで限定発売されていたことは、すでに書いている。
私は中古で手に入れたけど、再販されないのか、と思っていた。

今年4月に、出ている。今日、気づいた。
2012年版はハイブリッド盤だったが、今回のはSACDのシングルレイヤーである。
今回も限定なので、手に入れたい方はお早めに。まだ入手可能である。

マスターは2012年版と同じと思われる。
ただしハイブリッド盤とシングルレイヤー盤との音の違いはあるし、
ディスクの寿命という点でもシングルレイヤー盤を買っておこうかな、とも思う人はいるだろう。

ジャケットも2012年版とは違う。
同じジャケットで、Qobuzでも配信されている。
これまでのリヒテルの平均律クラヴィーア曲集は、RCAからとなっていたのが、
今回のはオイロディスクとなっている。

44.1kHz、16ビットなのは少し残念だが、それでもSACD再生環境を持たない人にとっては、
嬉しい配信であるはずだ。

2012年版は、オリジナルのマスターテープからは96kHz、24ビットでデジタルに変換されている。
もしかすると近いうちに96kHz、24ビットで配信されるかもしれない。

SACDは持っていても、その音は聴いてみたいだけに、密かに期待している。

Date: 8月 19th, 2025
Cate: 名器, 日本のオーディオ

ヤマハ NS10Mのこと(その2)

私ぐらいの世代だと、NS10Mの前に、ヤマハにはNS451があったことを思い出す。

NS451は、私がオーディオに興味を持った1976年には、すでに登場していた。
20cm口径のウーファーとコーンとドームを組み合わせた複合トゥイーターの2ウェイのスピーカーシステム。

NS451の広告を見て、まず思ったのは、ウーファーのコーン紙が貼り合わせてあったことだった。
最初は、なぜこういうコーンの作り方をしているのだろうかだった。
一枚の紙をコーン(円錐形)にしているかのように貼り合わせてある。
他のスピーカーのウーファーには、そういうモノはなかっただけに、
余計に不思議に思えた。

カタログや広告を読んでいくと、いわゆるプレス紙ではなく、
シート状の和紙に近い紙を使っているためだとわかる。

NS451のウーファーは白かった。NS10Mのウーファーも白い。同じ製法によるもので、コーン紙はプレスでなく貼り合わせてある。

NS451は、当時気にはなっていたが、聴いていない。
瀬川先生は、ステレオサウンド 43号で、こう評価されている。
     *
 内外の目ぼしい製品を殆ど聴いてみて、私自身がローコストスピーカーの限界に一線を引くとしたら(サブ的に気軽に鳴らすのは別にして)、このNS451をボーダーラインに置く。これの成功以後、各社がこのランクに狙いをつけて新製品をぶつけるが、この価格では、NS451の生き生きと弾むバランスの良い音を越える製品は難しいと思う。良いアンプと良いプログラムソースで鳴らしてみると、いっそう真価がわかる。
     *
同じ43号で、菅野先生もベストバイとして選ばれている。
     *
 低価格スピーカーとして、実に巧みな音のまとめられ方をしたシステムである。本当は、こういうスピーカーをつくるのは、高級スピーカーに匹敵する難しさがある。ヤマハらしい、音のノウハウの蓄積がよく出た製品といえる。よくコントロールされた、それらしさの再生では実に優秀なスピーカーシステムだ。音色的に、アメリカ製のスピーカーのような力強さがあって、ジャズの積極的な表現がよく生きる。
     *
《生き生きと弾むバランスの良い音》、
《アメリカ製のスピーカーのような力強さがあって、ジャズの積極的な表現がよく生きる》、
白いコーン紙のウーファーの採用がこのあたりに活きていると思いながら、読んでいたことを思い出すし、
NS10Mの良さも、NS451譲りの白いウーファーあってのことだろうから、
プレス紙のウーファーからは、決して得られないはず。

Date: 8月 18th, 2025
Cate: 名器, 日本のオーディオ

ヤマハ NS10Mのこと(その1)

いつぐらいからだろうか、ヤマハの小型スピーカーのNS10Mが、名機と言われるようになったのは。

NS10Mは1978年ごろに登場している。私が15歳のころだ。
そのころの私にとって、ヤマハのスピーカーシステムといえば、
やはりNS1000Mがまっさきに頭に浮かんでいたし、その次にNS1000Mとは対称的な性格のNS690IIだった。

どちらも、いわゆるブックシェルフ型。そこに小型ながらも、NS1000Mと同じく型番末尾に「M」がつくモデルの登場。

関心が全くなかったわけではないが、早く音を聴いてみたいという存在ではなかった。

NS10Mの音は、いろんなところで聴いているが、
ステレオサウンドの試聴室で聴いてただろうか、と振り返ってみると、
ぼんやりした記憶しかないほど、印象はかなり薄い。

このNS10Mがスタジオでモニターとして使われるようになったのは、いつからだろうか。
同時に、トゥイーターのレベルコントロールを持たないNS10Mだから、
ティシュペーパーをトゥイーター前面に貼ってという使い方も伝わってきた。

この話を聞いて、そこまでして使うスピーカーだろうか──、
私の最初の感想だった。
その頃は、オーラトーンの5Cもスタジオで使われていたので、そんな感じでのNS10Mなんだろう、とも思っていた。

けれどNS10Mの知名度は高くなっていき、名機とも呼ばれるようになった。
悪いスピーカーとは言わないけれど、名機とまで呼ばれると、
どうして? と疑問しか私にはない。

NS10Mも、かなり前に製造中止になっている。
それでも需要がかなりあるようで、
NS10Mとそっくりなスピーカーも存在している。

以前別項で、ガウス(Gauss)の名前が復活していると書いた。
このGauss 7というスピーカーシステムを出しているAVANTONE PROから、CLA10 Passiveという型番で市販されている。

そっくりである。
昔は海外製にそっくりの国産オーディオ機器が、いくつもあった。
そんな時代を知っている者にとっては、CLA10の存在は、
時代が変ったことを感じさせるし、
NS10Mを名機という人たちは、やっぱり名機なんだよ、となるだろうが、
私のような者にとっては、疑問符がついてまわる。

Date: 8月 17th, 2025
Cate: 真空管アンプ

McIntosh MC275(その4)

すでに書いているように野口晴哉氏のMC275のKT88を四本交換したわけだが、何かの参考になるかもしれないので、少し詳細を書いておく。

野口晋哉さんから、MC275の電源が入らない、と連絡があった。すぐには行けなくて、7月のaudio wednesdayでのチェックになった。

まずフューズをチェックすると、やはり切れている。野口晴哉氏のリスニングルームには、KT88が挿さっていないMC275があるので、
そこからフューズを取り出して、交換する。

電源を入れると、MC275本体から、雑共振っぽい汚い音がする。
見ると、左チャンネルのKT88の一本の上部が白光している。そして交換したばかりのフューズも切れた。

この日はaudio wednesdayなので、音を出すことを優先して、
MC275にこれ以上時間をとられるわけにもいかないし、替えの部品があるわけでもないので、後日、再度チェックすることになった。

その間に、すでに書いているようにPSVANEのUK-KT88とLittle Fuseのフューズを用意してもらった。
PSVANEはAli Expressから、Little Fuseはアスクルから、である。

アスクルは、こんな部品も扱っているのか、と思っていたが、
届いた商品はRS Componentsの箱に入っていた。提携しているようだ。

なぜなのかははっきりしないが、野口晴哉氏のMC275にはファストブローのフューズが入っていた。
MC275の指定は、スローブローの5Aである。

フューズを交換する前に、MC275の底板を取って、中を目視する。
焼けていたり、劣化していたりする部品がないかをチェックする。
底板を付けてフューズを入れる。
次に、新品のKT88四本を、いきなり挿すことはしない。

左チャンネルのKT88二本を抜いて、そこに右チャンネルのKT88二本を挿し替える。
右チャンネルにはKT88が挿さっていない状態で、電源を入れる。
KT88は無事なのを確認して、PSVANEのUK-KT88四本と交換。
問題なく電源は入るとわかっていても、全く不安がないわけではない。
それでも入れる。問題なく動作するようになった。