TIDALという書店(その36)
10月の終りに、ようやく日本でもQobuzのサービスが開始になった。
オーディオ雑誌の編集者ならば、ストリーミングを取り上げる。
先日発売になったステレオの12月号の特集は、やっぱりストリーミングである。
他の企画を予定していたとしても、差し替えよう。
ステレオはタイミングよく特集できたが、
ステレオサウンド、オーディオアクセサリーは、どうだろうか。
両誌とも特集は、賞である。毎年恒例の賞の発表だ。
この賞に多くのページがさかれる。
Qobuzが始まったからといって、第二特集として扱うことはないように思う。
ページ数が取れないからだ。
Qobuzが始まりました──、
紹介レベルの記事はやれても特集としては難しいはずだ。
ならば次号(3月発売)でじっくりやればいいのだけれど、
新鮮味はどうしても薄れる。
それを補うほどの充実した内容を期待したいところだが、
どうなるのか。
3月までにTIDALのサービスが開始ということになったら、
それはそれでいいタイミングということになる。
どちらにしてもステレオサウンドが、その執筆者たちが、
ストリーミングをどう扱うのか、どういう切り口で記事とするのか。
関心がある。