Date: 10月 13th, 2009
Cate: ジャーナリズム
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オーディオにおけるジャーナリズム(その29)

「ステレオサウンドを読んでいてもつまらない」、「毎号買ってはいるけど、ほとんど読んでない」という声を、
この1年の間に、よく聞くようになった。

だからといって、そう言っている人たちがオーディオに対する情熱を失いかけているのではなく、
むしろステレオサウンドとは関係なく、オーディオに対して真剣に取りくまれている。

ならば、ステレオサウンドを買うのはやめたら、という声も聞こえてきそうだが、
オーディオを長くつづけてきた人たちならば、
すくなからず、ステレオサウンドへの思い入れは、いまでももっているはずだ。
だから、文句をいいながらでも毎号手にするという人も少なくないだろう。
文句という名の要望を口にしているのだ。

私だって、ステレオサウンドへの思い入れは、人一倍持っているつもりだ。

思い入れは持っていながら、不満を感じている人たちは、ステレオサウンドに対して、
なんらかの方法で、意思表示をすべきである。

私のように、川崎先生の連載がないから買わない、というのも意思表示のひとつであるし、
ステレオサウンド編集部に対して、どう思っているのか、これからどうなってほしいのか、
きちんと伝えるべきであろう。

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