Date: 6月 10th, 2009
Cate: 黒田恭一
Tags:

バーンスタインのベートーヴェン全集(その4)

ひとつ訂正しておく。
音楽通信の奥付には、1984年1月20日発行とある。つまり創刊号の発売は、1983年12月のことだ。

黒田先生は1938年1月1日生まれだから、このとき、ぎりぎり45歳。私はというと、ぎりぎり20(ハタチ)だった。

表紙には「主題 三十五歳も音楽をきいている」とある。
黒田先生は10年前にそこを通りすぎておられ、私にはまだ15年先のことだった。

26年経ち、音楽通信を創刊された頃の黒田先生と、ほぼ同じ歳になったいま、
創刊号を読むと、黒田先生が創刊号に込められたものが、
26年前よりもはっきりと感じとれるようになっている(そうでなくは困るのだが)。

そして、なぜベートーヴェン全集は、カラヤンではなくバーンスタインだったのかも、
はっきりと言葉にすることはまだできないけれど、そういうことだったのかな、とぼんやりと感じてはいる。

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