岩崎千明氏のこと(その15)
これら5枚のレコードのなかで、SPのリカット盤やステレオ初期の録音盤などは、
アルテック620Aのシステムでは、好ましい結果が得られなくても、
セカンドシステムでは、逆転し、「好ましい結果が得ることが常であった」らしい。
このセカンドシステムは、スピーカーはJBLのハーツフィールド、アンプはプリアンプはマランツの#7、
パワーアンプは、マランツの#2とマッキントッシュのMC30だ。
パワーアンプが2機種ある。当初、パワーアンプは交互につなぎかえて鳴らされたのだろうか、と思っていたが、
そうなると計4つのシステムで、123機種のカートリッジの試聴をやられたことになる。
それともハーツフィールドを、バイアンプで鳴られされたのだろうか、とも考えた。
けれど、マッキントッシュとマランツの管球式パワーアンプで、
どちらを低域に、高域に使うにしても、考えにくい使い方でしかない。
レコパルの、沼田さんの記事を読んでいて、もしかして、と、気がついたことがある。