Date: 9月 27th, 2011
Cate: 純度
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オーディオマニアとしての「純度」(追補)

(その1)にも書いているように、
この項は、とくに書きたいことが思い浮んで書き始めたわけではなく、
なんとなく、タイトルが浮んだので、とりあえず何か書けるかも……、といった具合にはじめた。

通常は、書きたいことがなんとなく浮んで書けそうな予感がしたら、タイトルを決めて、
といった感じで書きつづけている。

なぜ、このテーマ(というよりもこのタイトル)で書こうと思ったのだろう……と振り返ると、
「五味オーディオ教室」を読んだ日から35年経つ。
いま48歳だ。
あとどのくらい生きられるのかはわからない。
80歳まで生きていられたとしたら、あと32年。
70までだったら23年、60までだったら12年。

仮に80まで生きられたとしても、すでに寿命の半分をすぎているわけだし、
オーディオ歴にしても、すでに半分をすぎていることになる。

いまのところ健康上の問題はないけれど、
確実にこれまでのオーディオをやってきた時間よりも、残り時間のほうが少ない、と思っていていい。
オーディオマニアとしての「純度」を思いついたのは、残り時間を意識しているからなのかもしれない、
とふと思ってしまう。

残り時間をなんとなく意識しはじめているからこそ、
これからは「純度」が試されていくのか、「純度」が必要となってくるのか。

しかも「純度」はこれまでの純度を保つ、で満足するのではなく、
より高くしていかなければならないものだとも思えてくる。

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