私的イコライザー考(その7)
パラメトリックイコライザーやトーンコントロール、
QUADのティルトコントロールやラックスのリニアイコライザーなどの単独使用はあっても、
グラフィックイコライザーは、必ず上記のイコライザーと併用するものだと、
私は、グラフィックイコライザーの原理・仕組み・特性からいって、そう捉えている。
つまりグラフィックイコライザーは、周波数特性をいじるものではない。
周波数特性をいじるのであれば、パラメトリックイコライザーなりトーンコントロールを使えばいい。
グラフィックイコライザーにスライド式ボリュームがいつから採用され、
現在のスタイルになったのかは不明だが、
この、一見、周波数特性を連想させるアピアランスが、
グラフィックイコライザーの本質を隠してしまったように思えてならない。
まだ回転式ポテンショメーターを採用したほうが、いい。
グラフィックイコライザーは、そのデザインが見直されるべきモノである。