オーディオと「ネットワーク」(編集について・その1)
私がインターネットをはじめたのは1997年。
そのころ個人サイトを見てまわって、まず感じたのは編集者の不在、ということだった。
だから2000年に、自分のサイトを公開したときに気をつけたのは、このことであり、
編集者が不在にならないようにすることだった。
自分のウェブサイトをもてば、一人で書きそれをすぐさま公開することができる。
一人でやっていれば負担は大きくなるけれど、それだけ自由にできるといえなくもない。
だからこそ、書き手という意識とともに編集者という意識も要求される。
そうしばらくは思いつづけていた。
いまは少し考えが変ってきた。
同時に編集に対する考えにも変化がある。
それまでぼんやりとは感じていたものが、昨年からはじめた電子書籍づくりをやっていくうちに、
はっきりしてきたからである。