Wilson Benesch Circle(その5)
早瀬文雄(舘 一男)さんのスピーカー遍歴はすごいが、アナログプレーヤー遍歴もなかなかだった。
マイクロのSX8000IIにSMEのSeries Vの時もあれば、BARCO-EMTの復刻930stの時もあったし、ガラードの301、
いま私の元にあるWilson BeneschのCircleなどがある。
他にも記憶しているアナログプレーヤーはあるが、
書きたいのはそれらのことではなく、
J.A.ミッチェルのジャイロデックのことだ。
いまではMichell(ミッチェル)となっているが、
1980年代に輸入されていたころは、J.A.ミッチェルという表記だった。
GYRODECが、最初に日本に紹介された。
舘さんは、このGYRODECにベタ惚れだったと言っていいくらいに、そのデザインを高く評価していた。
メインのアナログプレーヤーとして使っていた時もあれは、サブ用として、
舘さんのリスニングルームには、常にGYRODECがあった。
私の記憶違いでなければ、一度手放してまた購入されている。
見ているだけで満足という感じでもあった。
いまではブラック仕上げもあるが、舘さんはシルバー仕上げだった。