Date: 1月 25th, 2025
Cate: スピーカーとのつきあい
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FRANCO SERBLIN Ktêma(その4)

フランコ・セルブリンのKtêmaが、いい感じで鳴っているのを、
実をいうと聴いているわけではない。

Ktêmaを聴いたのは、インターナショナルオーディオショウのアーク・ジョイアのブースで、二回ぐらいだ。
はっきり書くが、アーク・ジョイアのブースでは、
どのスピーカーであっても、よく鳴っていると感じたことはない。

いつも冴えない音で鳴っている。
もっと美しい響きを聴かせてくれるであろうに……、と思うばかり。
Ktêmaもそうだ。

もっとよく鳴ってくれる、というよりも、全く鳴っていないに近い。
いつも残念に感じるブースの一つである(ほかのブースでも同じようなところはある)。

にも関わらずKtêmaは、鳴らしてみたいスピーカーである。
鳴ってくれると信じられる何かを感じているからだ。

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