audio wednesday (next decade) – 第五夜(いよいよ明日)
Western Electric 757Aで聴くモノーラルだけの三時間。
明日(6月5日)のaudio wednesdayのテーマである。
5月1日の会に来られた方には、もう説明は不要だろう。
もう一度、ぜひ聴きたい──、
そう思う人がほとんどというくらいに最後に鳴らした757Aの音は素晴らしかった。
みすぼらしい外観の757A、しかも一基だけだからモノーラルでしか鳴らせない。
誰もが、「このスピーカー、鳴るの?」と思っていたことだろう。
私だって、たぶん鳴ってくれるはずだけど……、という不安も少しばかりあった。
最初にかけたのはカザルス・トリオによるハイドンのピアノ三重奏曲 第25番。
1927年の、この録音が、ひっそりと、実に品よく鳴ってくれた。
次にかけたのは、カザルスとゼルキンによるベートーヴェンのチェロ・ソナタ 第一番(第一楽章)、
1953年の録音。これが実に活き活きと鳴ってくれた。二人の体温が伝わってきそうな感じでもあった。
どちらにも共通していえるのは、音楽の息づかいが濃く伝わってくることだ。
この日、757Aの音に接した人は、みな、もっと聴いていたいと思っていたはず。
私もそうだ。だから6月5日は、たっぷりと757Aを聴いてもらう。
Speaker System: Western Electric 757A
Power Amplifier: Accuphase A20V, McIntosh MC275
D/A Converter: Meridian ULTRA DAC
開始時間は19時。終了時間は22時。
開場は18時から。
18時から音は鳴らしているけれど、
19時までの一時間は、質問、雑談の時間でもある。
音を鳴らし始めると、話す時間がほとんどなくなる。
とにかく聴いてもらいたいし、曲を途中で止めるのもできればやりたくないため、
曲の紹介を短めでやるくらいになってしまっている。
なので18時から19時までは、話のほうに少しはウェイトをおきたい。
会場の住所は、東京都狛江市元和泉2-14-3。
最寄り駅は小田急線の狛江駅。
参加費として2500円いただく(ワンドリンク付き)。
大学生以下は無料。