Date: 12月 5th, 2023
Cate: ディスク/ブック
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フィガロの結婚(クライバー・その2)

六年ほど前に、
タワーレコードからエーリッヒ・クライバーの「フィガロの結婚」がSACDで発売になった。

買おうかな、と思っていたけれど買わなかった。
そのころSACDが再生できるプレーヤーを持っていなかったことも関係している。

2019年からe-onkyoでMQAの音源を購入するようになった。
エーリッヒ・クライバーの「フィガロの結婚」もMQAであった。

購入予定にはしていた。
けれど、他のアルバムを優先してなかなか購入には踏み切れなかった。

踏み切れなかった、というほど高価なわけだったのではないが、
ついつい後回しにしてしまう。

2020年になるとTIDALで聴くことが増えてきた。
TIDALにもエーリッヒ・クライバーの「フィガロの結婚」はあるけれど、MQAではない。

いつかMQAで配信されるようになるだろうと期待していたけど、なかなかそうならない。
そうこうしているうちに、e-onkyoがQobuzの運営会社に買収され、
MQAの配信をやめるとアナウンスしたことで、
ようやくエーリッヒ・クライバーの「フィガロの結婚」のMQA版を購入・ダウンロードした。

なのにハードディスクに保存したままで、聴いていなかった。
アナログディスクでもCDでも、何度も聴いている。

いまのところエーリッヒ・クライバーの「フィガロの結婚」をMQAで聴こうとしても、
e-onkyoで購入した人以外は聴けない。
TIDALでMQAで配信されればいいのだけれど、どうなのだろうか。
ないような気もしている。

エーリッヒ・クライバーの「フィガロの結婚」を、MQAで、
つい一週間ほど前に久しぶりに全曲聴き通した。

聴いていて、なんて美しい音楽なのだろうか、
そしてなん美しい演奏なのか、そして音なのか──、と感じていた。

それからしばらくは他の指揮者による「フィガロの結婚」をいくつも聴いた。

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