アクティヴ型スピーカーシステム考(その1)
昨日(9月12日)、
メリディアンのDSP8000 XEを聴く機会があった。
DSP8000は2000年頃に登場していて、その後、SEに改良され、
今回聴いたモデルは三代目にあたる。
正確に書けば、今回聴いたモデルは、
DSP8000をXEにヴァージョンアップしていて、
トゥイーターがベリリウム振動板になり、
内蔵のエレクトロニクスがまるごと交換されている。
日本には輸入されていないモデルで、
現在の為替相場ではペアで一千万円を超えることになるそうだ。
別項で何度も書いているように、
私はメリディアンのM20というモデルが好きだ。
LS3/5Aをスケールアップしたかのような印象を受ける、その音を聴いていると、
もうこれで充分じゃないか、と自分にいいきかせたくなるものの、
同時に、これだけでは満足できない自分を意識することにもなる。
欲しい、と思いながらも手に入れなかったM20。
いまでも欲しいと思い続けているM20。
DSP8000 XEは、M20から数えると何世代目にあたるのだろうか。
M20とはずいぶん違う。
違っていて当然である。
価格も大きさも、大きく違っている。
技術的な内容も違う。
M20の面影はまったく感じられない。
そういうDSP8000 XEを、昨日はほぼ四時間、じっくりと聴くことができた。