2023年ショウ雑感(その9)
オーディオショウは、いまや老人しか来ない──、
こんな投稿も、ソーシャルメディアでは毎回目にする。
こんな書き込みをしている人は、ほんとうに会場まで行ったのだろうか。
私が今年のOTOTENに行ったのは日曜日で、滞在時間は三時間もいなかった。
けれどインターナショナルオーディオショウよりも、全体的に若い人が多くいるな、と感じていた。
ヘッドフォン祭のように、若い人のほうが圧倒的に多いわけではないが、
老人しかいない、というのは事実ではないと思っている。
そんなことを書きこんでいる人が行ったときには、若い人がほとんどいなかったのかもしれない。
それは否定できないけれど、
(その8)で書いたような人、何も得るものがない──、という人、
老人しかいない──、という人、
こういう人たちはオーディオ界を憂えている、みたいな感じを漂わしがちだが、
でも、こういう人たちがいるから、オーディオ界の未来は明るくはならないのではないか。