2023年ショウ雑感(その2)
OTOTENに行ってきた。
予定では土曜日(24日)に行くつもりだったが、
どうにも都合がつかなくなり、今日(25日)になった。
今日は夕方からもともと予定があったので、会場にいられる時間も短い。
そうなると、ジャーマン・フィジックスの音は聴けないかもしれない──。
今回、ジャーマン・フィジックスの輸入元であるタクトシュトックは、
スペックとの合同ブースだから、スケジュール的に合わなくて、という可能性はけっこうある。
それでも聴ける可能性はあるのだから、と思いながら、12時ごろに会場到着。
まずタクトシュトックのブースに行く。
13時30分からジャーマン・フィジックスのHRS130が鳴らされる。
これならば、一時間、途中で抜け出すことなくHRS130の音が聴ける。
それまでの一時間ちょっとのあいだ、他のブースに入ってみた。
といっても二つだけである。
たまたまなのだろうが、最初のブースも、次のブースも、
そしてタクトシュトックのブースでも、アナログディスクでの音出しだった。
どこのブースだったのかは書かないが、
最初のブースでは、LPをかけるときにヒゲをつけるかけ方をしていた。
なんとも無頓着で、スピンドルの先端でLPの中心穴周辺をこすっている。
LPのヒゲに無頓着の人は、けっこういる。
音質には関係ないだろう──、
そういわれればそれまでなのだが、そんな扱いをされたLPは、
どんなにきれいにクリーニングされていても、
「五味オーディオ教室」でオーディオの世界に入ってきた者にとっては、
《レコードを、つまりは音楽をいかに大切に扱い、考えるかを端的に示すこれは一条項だろう》、
ということを思い出させる。