時代の軽量化(その21)
オーディオに限らず、どの分野、とくに趣味の世界では、
自称オーソリティがすくなからずいる。
他称オーソリティももちろんいるのだけれど、
その他称オーソリティのなかには、自称オーソリティが認めるオーソリティだったりして、
実のところ、自称オーソリティとなんらかわらないだけの、あやしいオーソリティだったりする。
そんなふうに感じているのは私ぐらいのものか、と思っていたら、
そうではなかった。
やっぱりそうなんだなぁ……、とおもうしかない。
自称オーソリティの周りには、類は友を呼ぶわけだから、
同じ人たちが集まって、互いに、あの人はオーディオのオーソリティですから、と呼ぶ。
そういう時代である。