あるスピーカーの述懐(その45)
スピーカーといえば通じるのだけれども、
あえてラッパと呼びたくなる性質のモノがある。
そういうスピーカーもあれば、トランスデューサーと呼びたくなるモノもある。
いい悪いではなく、本質的なところでの違いからくるものだ。
けれど、この違いは、聴く音楽に深く関わってこよう。
音楽のジャンルということではない。
演奏家のスタイルというか、そういうことに深く関係してくる。
ラッパと呼びたくなるスピーカーを好んで聴く人がよく聴く演奏家と、
トランスデューサーと呼びたくなるスピーカーを好んで聴く人がよく聴く演奏家、
同じことは、まずないだろう。