Heartbeat Drummers of Japan(その4)
“Heartbeat Drummers of Japan”は、
優秀録音なのかといえば、そうなのだろう、とこたえる。
けれど、個人的にすごく楽しめたディスク(録音)かというと、そうでもなかった。
だから“Heartbeat Drummers of Japan”を買うことはしなかった。
パワーアンプのある一面をあからさまにするという点では、興味深く感じていた。
けれど当時はステレオサウンドで働いていたし、試聴室で聴ける。
そのこともあって買わなかった、ともいえる。
そんなCDをここにきて思い出して、それがたまたま手に入り、
しかもTIDALで聴けることもわかった。
とはいっても、いまの環境ではそこでの音量で、このCDを鳴らすことができるわけではなく、
パワーアンプの比較試聴もする機会があるわけでもない。
なので、これから先くり返し聴くのかといえば、たぶんないであろう。
それに、どうなのだろうか。
“Heartbeat Drummers of Japan”で、
いま市販されているパワーアンプをチェックしてみたら──、そういうおもいはある。
難なくすんなりと鳴ってくれるのか、
それとも64号当時と同じような状況なのか。