シンプルであるために(iPhoneとミニマルなシステム・その5)
別項「D/Dコンバーターという存在(その14)」で、
二年前にも書いているように、
Amarra PlayのMQA対応は完全な、とはいえないところを残している。
二年前に、Amarra Playを使ってiPhoneとメリディアンの218でのMQA再生を試した。
Amarra PlayはMQAのコアデコードをパスすることができる。
フルデコードのD/Aコンバーターと接続するためである。
設定項目にあるPassthrough MQAをONにしてみると、MQA再生が非常に不安定だった。
218のMQAを示すLEDが、なぜか点灯ではなく点滅する。
IP Controlで確認しても、MQA、PCMの表示が一秒足らずの周期で変る、という具合にだ。
今回、LotooのPAW S1と接続した時も、もちろんPassthrough MQAをONにした。
PAW S1の表示には、コアデコードのみの再生と表示される。
フルデコードされていない(MQAと表示されない)。
PAW S1のファームウェアのヴァージョンも確認した。
最新ヴァージョンの一つ前だった。
症状がおさまるとは思えなかったが、念のためファームウェアを最新にする。
予想どおりに症状は同じである。
mconnect Player、HF PlayerではMQAのフルデコードができる。
Amarra Playは、どうやってもできない。
なので、いまのところmconnect Player+PAW S1の組合せが、
夜遅くなってからのTIDALサーフィンの供になっている。