TANNOY Cornetta(黒バッフルのモデル・その3)
いまヤフオク!に、コーネッタが出ている。
一台はステレオサウンドのキットを組み立てたモノである。
さきほど落札されていた。
二十万円を超えていた。
これが高いのか安いのかは、写真と商品説明だけではなんともいえない。
組立ての技倆がどれだけなのかがまったく不明だからだ。
もとがキットのオーディオ機器の場合、
組み立てる人によって、結果となる音は大きく違ってくる。
エンクロージュアの場合、組立て具合がよくないからといって、
もうどうすることもできない。
もう一台のコーネッタは、いわゆるオリジナルではないが、
これがおもしろいことに私が手に入れたコーネッタにそっくりである。
板材もステレオサウンドのキットとは違う。
そういうところからして、そっくりなのだ。
これも私のコーネッタと同じで、少なくとも写真から伝わってくる雰囲気が同じなのだ。
私のところにあるコーネッタは、腕のいい人が自作したのかな、ぐらいに思っていた。
それにしてもよく出来た造りである。
そっくりのコーネッタの商品詳細を読んで納得した。
そのコーネッタは、ティアックがタンノイの承認を得て、
オートグラフを国内製造していたときの職人が、退職後にコーネッタを製造した、とある。
これが事実なら、おそらく私のコーネッタもそういうことになる。
その可能性は、造りをみていても、かなり高いように思っている。