SAE Mark 2500がやって来る(コントロールアンプのこと・その4)
いい結果が得られるかどうかはなんともいえないのだが、
一度SAEのMark 2500と組み合わせて、その音を聴いてみたいと思っているのが、
コンヴァージェントオーディオテクノロジーのSL1だ。
現行製品のSL1 LEGEND BLACK PATH EXTREMEと、
SL1 RENAISSANCE BLACK PATH EXTREMEが、何世代目にあたるのか、
よく知らない。
現行ヴァージョンの音を聴いていない。
私が聴いたSL1の音は、もう二十年ほど前のモデルである。
そのころはステレオサウンドでの評価も高かった、と記憶している。
いまではどうだろうか。
217号のベストバイでは、上級機のSL1 LEGEND BLACK PATH EXTREMEに、
小野寺弘滋氏が星を一つだけ、である。
いまは、少しは改善されているのだろうか。
SL1は決して使い勝手のよいコントロールアンプではない。
デザインも優れているわけではない。
それでいてかなり高価な管球式コントロールアンプである。
価格的に、Mark 2500とはアンバランスである。
現実的な組合せだとは、まったく思っていない。
組み合わせた結果の音が仮に良かったとしても、
誰かにすすめられるような組合せではない。
それでもSL1(どの世代のSL1でもいい)とMark 2500との音は、
そんな機会はまず訪れないことはわかっていても、興味津々である。