MQAのこと、IL DIVOのこと
数日前、TIDALの新譜のところを眺めていたら、
イル・ディーヴォの“For Once In My Life: A Celebration Of Motown”があった。
これだけだったら、ここに書くようなことはしない。
そこにMQAのマークがついていた。
えっ、と思う。
イル・ディーヴォはソニーと契約しているはず。
ソニーからMQAが出たのか。
ソニーがウォークマンではMQAに対応しているのは知っている。
けれどレコード会社としてのソニーからMQAが出てくるとは思っていなかった。
グレン・グールドをMQAで聴きたい、と思っているし、
指揮者カザルスだってMQAで聴きたい。
他にもMQAで聴きたい演奏家は、ソニー・クラシカルだけに絞っても何人もいる。
でも期待はしていなかった。
なにか根拠があって、そう思っていたわけではないが、
なんとなくソニーからMQAは期待できない──、
それが数日前までの私の認識だった。
イル・ディーヴォのアルバムは、“Timeless”も、TIDALでMQAで聴ける。
これはイル・ディーヴォ側からの要求でそうなったのだろうか。
そのへんのことは、いまのところ不明だけれども、
少なくともソニーからMQAでの配信がある、という事実。
うれしいかぎりだ。