MQAのこと、TIDALのこと(その10)
ハイレゾリューションの配信を、
インターネットを介しているという理由だけで否定している人は、
MQA-CDには期待している、と自身のブログに書いているそうだ。
その人のブログを直接見たわけではないから、
その人がどこまでMQAについての理解があるのかはわからない。
おそらく、その人は、MQAエンコードに関して、
専用のハードウェアが存在していて、
録音スタジオにはそれがあると思っているのではないのか。
MQAエンコードは、MQA(会社)が行っている。
つまりPCMのデータをMQAに送り、MQAがエンコードしたデータを受けとり、
配信やMQA-CDのマスターとするわけだ。
ようするにMQAにPCMデータを送るときにも、
MQAからエンコード・データを受けとるときにも、インターネットを介して行われる。
調べれば、わりとすぐにわかることだ。
その人は、このことを知らずにMQA-CDに期待したい、といっているのだろう。
MQA-CDに期待したい、というのは、
MQAのエヴァンジェリストを自認する私にとってはうれしいことではあるが、
その人がMQA-CDに期待したい、とする理由(根拠)があまりにも無知なところに立ってのものだ。
その人が、このブログを読んでいるのかどうかは私にはわからない。
読まずにいてくれたほうがいい。
そしてMQA-CDを聴いて、いい音だ、と感じてくれたら、
MQAについて調べてほしい、と思う。
そうすれば、その人のストリーミングに対するアレルギーは消えていくだろうから。