オーディオ雑誌と広告(その1)
書店をのぞいたら、「オーディオ大全2021」というムックがあった。
手に取るつもりはなかったけれど、
表紙のひとことが目に入った。
「広告一切なし」とあった。
こんなふうにあると、つい手に取った。
表紙から予想される内容だったので、そこには触れない。
それでもこうやって取り上げているのは、やはり「広告一切なし」が気になっているからだ。
帰宅して、「オーディオ大全」の以前の号の表紙をチェックしたところ、
「広告一切なし」の文言はなかった。
2021年度版からのようだ。
確かに広告は載ってなかった。
世の中には、広告が載っている雑誌に書いてあることなんて、
まったく信用できない──、と一刀両断する人がけっこういる。
こういう人は、オーディオ雑誌を読まない人なのだろうか。
信頼できない、と文句をいいつも毎号読む人なのだろうか。
こういう人は、「オーディオ大全2021」を信用できる、というのか。
「オーディオ大全2021」の表紙には、
「一生楽しめる本格オーディオ入門」ともある。
つまり入門書である。
広告が一切ないオーディオの入門書である(謳い文句通りならば)。