Date: 3月 2nd, 2021
Cate: Noise Control/Noise Design
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聴感上のS/N比と聴感上のfレンジ(その16)

太い音、という表現は褒め言葉である、と、
首を傾げる人もいよう。

オーディオマニア的に、太い音といわれて喜ぶ人はあまりいないと思う。
太い音の表現には、どこかネガティヴなニュアンスを感じさせる。

特に線の太い音となると、そこにいい印象は抱きにくい。

けれどオーディオマニアではない、ほんとうの音楽好きの人は、
太い音を褒め言葉として使うことが多いように感じている。

2月28日、赤塚りえ子さんのところのスピーカーにCR方法をやって出てきた音を聴いて、
赤塚さんは「太い音になった」と喜んでいた。

同じ経験はけっこう前にもある。
その人も音楽好きなのだが、オーディオマニアではない人だった。
その人も、太い音が出るようになったと喜んでいた。

ここでいうところの「太い音」が出るか出ないかで、
音楽の表情の豊かさは大きく変化する。

これまでの経験からいえば、聴感上のS/N比をよくしていくと、
音楽好きの人はたいてい「太い音が出るようになった」という傾向がある。

ナロウレンジでS/N比の悪い音が、太い音なのではない。
むしろ逆なのである。

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