MQAのこと、TIDALのこと(その6)
毎日のようにTIDALで音楽を聴いていると、
TIDALのサーバーはダウンしないのか、と思うこともある。
ダウンしたら、当然聴けなくなるわけで、そんな日がいつか来るのかなぁ、と思っていたら、
今日、そうだった。
夕方帰宅して、TIDALにアクセスしたらつながらない。
もしかして日本からのアクセスが遮断されたのか、と思った。
そうなったら困る、かなり困る……。
おそらくサーバーのダウンなんだろう、と思いつつも、
ここまでTIDALで音楽を聴くようになってきていると、
TIDALに頼らなくても音楽を聴く手段はあっても、
それが現実となったら、そうとうに困るしつらいと感じるようになってきている。
今回は聴こうと思ったらアクセスできなかったけれど、
気持ちよくTIDALで聴いている時に、いきなりサーバーがダウンしたら……。
こういう不安があるから、TIDALなんて、ストリーミングなんて、
という人がいるのはわかる。
いつか聴けなくなる……、という不安が完全になくなることはないだろう。
TIDALという会社がなくなることだって可能性としてはある。
それだってアナログディスクやCDを山のように所有していても、
火事やその他の事故で、すべてを失うことだって、可能性としてはある。
20代のころ、積極的にディスクを買い集めていた。
集めながら、もし火事になったら、どうしよう、と考えることがあった。
何を持ち出すのか。
何を見捨てるのか。
火事の際、自宅にいれば、まだ何枚かは持ち出せる。
けれど外出中に火事になったら……。
そんなことを真剣に考えるようになっていた。
蒐集癖のない人からすれば、ばかな心配をするものだ、と笑われるだろう。
でも私だけではない、と思う、そういう心配をしていた(いる)人は。