毎日書くということ(本音を失っているのか・その5)
映画「ワンダーウーマン1984」では、
「猿の手」のことが出てくる。
「猿の手」とは、ジェイコブズの短編小説のことだ。
「猿の手」の内容については、調べればすぐに出てくるので省略する。
願いの成就には、高い代償を伴うわけだ。
「ワンダーウーマン1984」でも、そうである。
観終って、オーディオ評論家(商売屋)も、そうなのかもなぁ、と思った。
オーディオ評論家として喰っていけるようになりたい、
一流のオーディオ評論家と呼ばれるようになりたい、
人気のあるオーディオ評論家になりたい、
そんな願いをもっていた人もいるのではないのか。
その願いはかなった、といえるだろう。
オーディオ評論家として、その名前を広く知られるようになったし、
オーディオ雑誌の年末の賞の選考委員になっている。
傍から見れば、オーディオ評論家として成功した人であろう。
けれど、願いの成就の代償として何かを失っていないだろうか。
本音を失っていないだろうか。