第115回audio wednesdayのお知らせ(夏の終りに)
今週末から、ようやくツール・ド・フランスが始まる。
例年どおりだと7月の第一週の土曜日からの開催だったのが、今年はコロナ禍の影響で、
最悪中止なのかと思ったりもしたけれど、二ヵ月ほど遅れて開催となる。
自転車好きの私は、ツール・ド・フランスは夏の到来でもあり、
ツール・ド・フランスの最終日は、真夏ただ中であってせ、夏の終りというふうに感じてしまう。
9月のaudio wednesdayは、ツール・ド・フランスと重なる。
9月なのに、である。
一週間後も、まだまだ暑いはずだ。
それでも、もう夏の終りであり、
同時にツール・ド・フランスの開催によって夏の到来でもある、と個人的には感じている。
なので、9月のaudio wednesdayは、
そんな「夏」だからこそ聴きたいディスク、
誰かに聴かせたいディスクをテーマにしたい。
私はアストル・ピアソラの「Tango:Zero Hour」と、
チェット・ベイカーの「CHET BAKER SINGS」をもっていく予定。
「Tango:Zero Hour」はSACDで、
「CHET BAKER SINGS」はMQA-CD。
ジャズに明るい聴き手ではない私でも、「CHET BAKER SINGS」は聴いている。
どうやって、このディスクと出逢ったのかは忘れてしまったし、
頻繁に聴いているディスクでもないけれど、これから先もずっと思い出して聴いていくだろう。
MQAが聴けるようになって、e-onkyoで早い時期に検索した一つが、チェット・ベイカーだった。
「CHET BAKER SINGS」をMQAで聴きたいからだった。
チェット・ベイカーのMQAはあるけれど、
「CHET BAKER SINGS」はなかった。
ほぼ毎晩のように、e-onkyoの新譜をチェックしては、今回も出ないのか……、
そう思うのも慣れっこになっていた。
だから、9月2日にユニバーサルミュージックから、
ジャズのMQA-CDのラインナップに「CHET BAKER SINGS」を見つけた時の喜びは、
想像してもらうしかない。
「Tango:Zero Hour」は、暑い夏に聴きたい、と毎年のように思うディスクだ。
場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。
19時開始です。