新製品(JBL 4349)
“JBL’s Next Great Studio Monitor is Here”
JBL SYNTHESISのウェブサイトに、いまアクセスすると、
このフレーズとともに、新製品4349が表示される。
昨年からウワサになっていたJBLのスタジオモニターの新製品である。
4349という型番から、4343に憧れてきた人ならば、
4343の後継機4348のニューヴァージョンか? と思うかもしれない。
私も、一瞬そう思った。
4349が発表されたのは7月末だった。
日本で正式に発表されるのを待つつもりだったが、まだである。
いまのJBLの開発ポリシーからいえば、4ウェイのシステムを出してくる可能性は低い。
それでも4349という型番に期待してしまった。
結果は、というと、2ウェイの中型システムである。
別項でJBL PROFESSIONALのM2について書いている。
この製品からいえるのは、JBLのスタジオモニターがこれから目指す方向である。
M2の4300シリーズ版といえるのが、4367だが、4349は、さらにM2に近くなっている。
外観的には、M2のウーファーより下の部分を取り払ったかのようなプロポーションである。
けれどウーファーの口径は15インチから12インチになっている。
M2の完全なるコンシューマー用を期待している者にとって、
いささか期待外れの感はあるものの、聴いてみたいスピーカーではある。
でもこれ以上に興味のわくスピーカーも、
JBL SYNTHESISのサイトをみているとあった。
SCL4である。
壁埋めこみ型の2ウェイである。
ウーファーは7インチ、トゥイーターはホーン型の2ウェイ。
音がどうなのかはなんともいえないが、見た目がシーメンスのオイロダインっぽいのだ。
もうこれだけで、おもしろそうに思えてくる。