世代とオーディオ(実際の購入・その4)
若い世代の人が、オーディオに興味を持ち始めたとしよう。
それで相談を受けたら、どう答えるだろうか。
若い人でも予算がたっぷりある人もいる。そうでない人もいる。
そうでない人からの相談だとしよう。
いい音が聴きたければ、ヘッドフォン・オーディオがいいよ、とすすめるだろうか。
そうは答えたくないのだが、これも答の一つであろう。
ヘッドフォンもかなり高価になっているとはいえ、
十万円出せれば、かなり高品質のヘッドフォンを購入できる。
ペアで十万円のスピーカーシステムには、いったいどれだけの機種があって、
どれだけの実力なのか。
そしてモノとして、十万円のスピーカーと十万円のヘッドフォンは、
どちらが魅力的であろうか。
それでもスピーカーで聴きたい、という人もいる。
何をすすめるのだろうか。
中古でもいい、といわれたら、どう答えるか。
私はコーネッタを十万円以下で、今回入手できたが、こんなことは稀なことだ。
そうそう誰にでも、同じ機会がやってくるわけではない。
たまたまコーネッタが、ヤフオク!に出品されている。
写真での判断になるが、かなりくたびれている感じがするだけでなく、
ステレオサウンドが出していたSSL1ではなく、
ステレオサウンドの記事をみての自作エンクロージュアのようにも見える。
いくらで落札されるのかはわからないが、
今回のコーネッタだったら、私は入札しなかった。
と、ここまで書いてきて、一つ思い出したことがある。
以前書いたことだ。