Date: 3月 20th, 2011
Cate: 情景
Tags:

続・変らないからこそ(その1)

めまぐるしい変化のなかに生きている、とわれわれは思っていた。
そこに、とてつもなく大きな変化がおきた。想像も出来ないほどの大きさだった。

そういう変化のあとで(しかもめまぐるしい変化も続いていてるなかで)愛聴盤を、
これまでと同じに聴けるのだろうか。
いままで気がつかなかった意味に気がつくこともあるだろう。違う意味に受けとれる音楽もあるかもしれない。

それが音楽だと思う。

一方で、はじめて聴いたときの同じに聴こえてくるレコードも、きっとある。
変らず、そこに音楽が或るレコードもある。
これも音楽だと思う。

いうまでもないことだけど、愛聴盤自体はなんら変っていない。

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