TANNOY Cornetta(その3)
タンノイのコーネッタのことは、別項「程々の音」でも書いている。
ずっと心にひっかかってきている存在である。
コーネッタを、ほどよい大きさの真空管アンプで鳴らしたい、
そして、その音にずっと満足していきたい──、
そんなことを、いわば夢見ているところがあるからだ。
それでも、ながくオーディオをやってきて、
コーネッタの音が、真に求める音とは違うところに位置することもわかっている。
それでも、いつかは……、とおもい続けてきた。
コーネッタへの関心は、強くなったり、そうでなくなったりもした。
欲しいな、と思っていても、手に入れたい! と強い気持を持っていたとはいえなかった。
それが、急にどうしても、と思うようになったのは、
ここでもMQAが関係してくる。
私がコーネッタを聴いたのは、アナログディスクだった。
CDでの音は聴いていない。
MQAで鳴らしたら、コーネッタはどんな音、いや響きを聴かせてくれるのか。
それをどうしても聴きたくなってきた。
どこかで聴ける可能性は極端に低い。
それにメリディアンの218(version 9)+αで聴きたい。
期待しすぎると、がっかりすることになるかもしれない。
それでも、聴きたい、という気持を抑えることができなくなったときに、
タイミングよく、ヤフオク!にコーネッタの出品があった。
コーネッタで検索したわけではない。
なのに、なぜか、お探しの商品からのおすすめのところに、コーネッタが表示された。
それにしても、ヤフオク!の、このおすすめは、どうやって表示されるのだろうか。
どうでもいいモノばかりが表示されると思う時が多いのだが、
コーネッタだけでなく、他にもいくつかあったのだが、
コワイくらいにおすすめのモノが表示されるのは、
これはもう買え! ということだな、と解釈するようにしている。
もちろん価格で手が出せなくなることもあるが、今回はなぜだか違った。
違ったおかげで、コーネッタをMQAで鳴らせる。