MQAで聴きたい三味線(その3)
シーメンスのコアキシャルで聴いた三味線は、
数枚だったが、すべてアナログディスクだった。
これを書きながら思い出したのは、CDになってから、
自分のシステムでは三味線の録音を聴いていないことだ。
正確にいえば、三味線単独の録音を聴いていない。
余所では数度聴いてはいる。
SACDが登場してからも、三味線の録音を聴きたい、とは思わなかった。
なので、三味線のSACDが出ているのかも知らない。
なのにMQAの音を継続して聴くようになってから、
三味線は、いったいどんなふうになるのだろうか、と思うようになった。
e-onkyoでは、純邦楽ということになる。
邦楽は、歌謡曲やJ-POPのことになっている。
e-onkyoで、純邦楽+MQAで検索すれば、いくつか表示される。
純邦楽のタイトル自体、e-onkyoにはそれほどない。
e-onkyoが特別少ないというのではなく、
レコード店でも扱いは小さい。
「コンポーネントステレオの世界 ’77」の記事中にもあるが、
1976年当時でも、邦楽のコーナーがないレコード店はあった。
MQAのタイトルは少ないが、
flac、WAVはそこそこある、といえなくもない。
そのなかには聴きたい、と思う録音があるが、
残念なことにMQAにはなっていない。
理由は、純邦楽を録音しているレコード会社が、
MQAに関心がない、というところだろうか。
ハイレゾリューションで三味線を聴きたいのではない。
MQAで聴いてみたいのだ。
そうなると,現在のところのe-onkyoのラインナップは、食指がなかなか動かない。