オーディオのデザイン、オーディオとデザイン(シルバーのヤマハ C2・その1)
吉祥寺のハードオフに、いまヤマハのC2がある。
ヤマハのC2は、C2a、C2xと続いたロングセラーモデルであるし、
ベストセラーモデルともいっていいくらい、
昔から中古を扱うオーディオ店でみかける。
C2はあきらかにマークレビンソンのJC2に刺戟を受けている。
それでもJC2がトーンコントロールやフィルターを省略したのに対し、
C2はトーンコントロールを備えているところが、
ヤマハというメーカーの良心のようなものが顕れている、とも思う。
中学生のころ、
マークレビンソンのアンプは遠い憧れのモデルだっただけに、
「いつかはマークレビンソン」の前の段階として、いつかはヤマハのC2というおもいがあった。
ヤマハの、このころのプリメインアンプはシルバーパネルで、
セパレートアンプはブラックパネルだった。
ところが、吉祥寺のハードオフにあるC2はシルバーモデルである。
facebookを見ていて、初めて、こういうモデルが存在していたことを知った。
C2のシルバーモデルが存在していたなんてことは、いままでまったく聞いたことがない。
なにかの記念でつくられたモデルなのだろうか。
この時期のヤマハのセパレートアンプにシルバーモデルがあったということは、
ヤマハのデザインについて書いていく上で無視できない存在となってくる。