仮想アース(218の場合・その3)
アースの理想の状態は、電位が0Vであり、絶対に変動しないこと。
おそらく実現はできない、と思う。
なので現実にはできるだけ低く、変動しないこと、もしくは変動しにくいことである。
今回の218(version 9)のアース電位は、それまでの四分の一程度までに低くなったとはいえ、
アースに関するところに手を加えたわけではない。
仮想アース関連のアクセサリーを使用したわけでもない。
具体的なことは伏せておくが、
やった本人にしても、アース電位がここまで低くなるとは予想をこえていた。
数割程度は低くなるかもしれない、その程度の予想だった。
こうなるとアースに関するところは手を加えていないとはいえ、
アース電位を低くし、変動も小さくする、という意味では、
仮想アースに関係してくること、と判断して、ここで書いたわけだ。
仮想アースという言葉にとらわれすぎて、
パッシヴ型にしろアクティヴ型にしろ、
アースになんらかのアクセサリーを使用するのが仮想アースと考えてはいないだろうか。
今回やったことはパッシヴ型といえる。
218にだけのことではなく、他のオーディオ機器にも使える。
けれど、くり返しになるが、アースに直接何かをしたわけではない。
それでもアース電位を低くすることは可能なわけだ。
このへんに関しては、もう少し追試を行うつもりだ。