とんかつと昭和とオーディオ(余談・その2)
facebookには、過去を振り返ってみよう、というおせっかいな機能がある。
二年前の12月28日に、埼玉のパン屋で、カツカレーパンを見つけたことを思い出した。
カレーパンはある。
カツサンドもある。
カツカレーもある。
けれどカツカレーパンはなかった。
カレーパンも、カツサンドもカツカレーも好きな私は、
カツカレーパンがないのが、ずっと不思議でもあった。
その答がようやくわかったのが、ちょうど二年前だ。
食べてみたら、カツカレーパンがなかったのが、わかる。
カツカレーパンはカレーパンの中心にカツが入っている。
とんかつという揚げ物の周りにカレーがあって、そのまわりに揚げたパンがある。
揚げ物がダブっている。
そんなこと考えてみれば当り前のことじゃないか、といいたくなってしまうが、
食べてみて初めて気づいた。
おそらく、パン屋でもカツカレーパンを試作したところはけっこうあるのだろう。
食べてみて、揚げ物ダブルはくどい。
揚げ物が大好きな私でも、くどいと感じてしまうほどだ。
食べてみると、わかりきっていたことじゃないか、と気づくわけだが、
食べてみないことには気づかないことも、世の中にはけっこうある。
オーディオも同じだ。