2019年をふりかえって(その16)
Phile Webの記事で見逃せないのは、
《2020年はJBLモニタースピーカーが50周年を迎えることを受け、初代機にインスパイアされた、モニタースピーカーを計画している》
のところだ。
50年前のスタジオモニターは、おそらく4320のことだろう。
4320は1971年に登場している。
4320にインスパイアされたモデルとは、どういうモデルになるのだろうか。
2ウェイなのはまちがいない。
15インチ口径のウーファー・プラス・コンプレッションドライバーという構成のはすだ。
この形態ならば、すでに4367がある。
かなり高い完成度の2ウェイモデルであるから、
4320のインスパイアモデルは、4367とどう違うのか。
まさかとは思うが、音響レンズつきのホーンとなるのか。
それとも4367と同じ構成ながらも、
アピアランスが4320にインスパイアされたモデルなのか。
それもいいなぁ、と思っている。
4367のアピアランスは、往年の4300シリーズに憧れてきた世代にとっては、
どこか、なよっとしている──、とまではいわないが、それにちかいものを感じてしまう。
さらに《2021年にはスタジオモニターをさらに拡充する》とある。
4343、4350といった大型4ウェイの後継機なのだろうか。
とにかく妄想はどんどんひろがっていく。
一ヵ月前の記事を見逃していたおかげで、
12月もなかばごろになって、わくわくするようなニュースを知ることになった。