2019年をふりかえって(その15)
友人のAさんからのメールに、
JBLが75周年に向けて新製品を開発している、というニュースをきいてウキウキしている、
とあった。
えっ、そんなニュースがあったの? とすぐさまGoogleで検索すれば、
確かに、あった。
しかもほぼ一ヵ月前に発表されている。
11月21日のPhlie Webの
「JBL、新スピーカー「L82 Classic」世界初披露。小型化により設置しやすく」がそうだ。
実をいうと、見出しだけで記事本文を読んでいなかった。
それで気づいていなかった。
記事のなかほどに、
《グローバル展開として、今後は「L82 Classic」のほか、2020年はJBLモニタースピーカーが50周年を迎えることを受け、初代機にインスパイアされた、モニタースピーカーを計画しているという。さらに2021年にはスタジオモニターをさらに拡充するとともに、JBLブランドが75周年となることから、新フラグシップを市場に投入していくとのことだ。》
とある。
来年スタジオモニターが、その次の年に75周年モデル、
しかもフラッグシップモデル、とある。
2016年に、JBLの70周年モデルは、
JBL PROFESSIONALのM2をベースにしたコンシューマーモデルではないか、と予想した。
予想は外れた。
外れたことは、「iPhoneの十年とJBLの十年」に書いている。
ここで、75周年モデルこそが……、とも書いた。
それが本当に登場するわけだ。
Phile Webの記事には、DD67000についての記述もある。
《「Project EVEREST DD67000」についても説明が行われ、高域を担うベリリウム・コンプレッション・ドライバーが従来の476Beから、「877Be」に変更された。フェイズプラグがJBL史上初となる5重のリングとなったことで、大口径ユニットの音をより忠実に再現するとしている。この仕様変更に伴う製品名の変更などは行われないが、今後の出荷モデルは877Be搭載仕様になるという。同社は「これがDD67000の完成形」とアピールしている。》
だから2021年登場のフラッグシップモデルは、DD67000の後継機ではないのではないか。
やはりM2をベースにしたモデルなのか、まったくの新規開発のモデルなのか。
どちらにしても、いまから楽しみである。
とにかく、今年も終り近くになってのイチバンのニュースである。