ベートーヴェン ピアノ協奏曲全集(その3)
ベートーヴェンのピアノ協奏曲は、あまり聴かない。
それでも児玉麻里とケント・ナガノのベートーヴェンのピアノ協奏曲集は、
あと一ヵ月、入荷すれば買うに決っている。
audio wednesdayで、このディスクを鳴らせば、
そこそこの音では鳴ってくれる、と思っている。
聴いている人は、けっこういい音じゃないですか、といってくれるかもしれない。
そうであっても、私の耳に、菅野先生の鳴らされた音がはっきりといまも残っているから、
誰かが褒めてくれたとしても、埋められない何かを、強く感じとってしまうことになるはずだ。
菅野先生のところで聴いていなければ、
このディスクは、優秀録音盤で終っていたであろう。
でも、聴いているのだから、
聴かない(鳴らさない)わけにはいかないディスクでもある。
どこか、このディスクは、菅野先生からの宿題のようにもおもえてくる。