Date: 11月 8th, 2019
Cate: 218, MERIDIAN, ULTRA DAC
Tags:

2,500,000円と125,000円(その7)

メリディアンの218の音を聴いて、
シャーシーを見た人のなかには、
いまどきのオーディオ機器のように、
アルミニュウム製のがっしりとしていて、重量のある立派な造りに変更したら……、
そんなことを考えたかもしれない。

218の重量は1kgもない。
ほんとうに軽い。

内部を見るとわかるが、
この軽さだから、大型の電源トランスや大容量のコンデンサーによる電源部があるわけではない。
指先ほどの大きさのスイッチング電源モジュールがあるだけだ。

それも特別で、高性能なスイッチング電源ではない。
汎用のモジュールをそのまま採用している。

ここをCHORDのMojoのように、バッテリーに置き換えたら……、
そう考えた一人のなかに私も含まれる。

そんなことをいつかは実行してみたい、とは思ってはいるが、
現実に、218の可能性を抽き出すには、どうするのか、となれば、
(その6)で書いたことも、ここで書いたこともやらない。

218の可能性を抽き出す──、
ここでの「可能性」をどう捉えるかによって、どうするのかは人によってさまざまなのだろう。

11月のaudio wednesdayは、218の可能性をそうとう抽き出せた。
そうとうに良くなっているはず、という予想はしていたが、
実際の音は、予想を超えていたところもあった。

なかば冗談で、ULTRA DACには届かなくても、SUPER DACと呼べるレベルには達した──、
そんなことをつい言ってしまったのだが、
半分は本気でもあった。

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