Date: 10月 31st, 2019
Cate: 映画
Tags:

ジェミニマン(その2)

ホームシアターを趣味としている人のなかには、
映画館よりも、わが家のホームシアターのほうがずっとクォリティが高い、
そういう人が少なからずいるようだ。

最新のホームシアターを体験したことはないが、
そういえるレベルにあるのだろうな、ぐらいには私だって思っている。

それでも「ジェミニマン」は、
しばらくはホームシアターでの再現は無理ではないか──、
そう思わせるほどに、120fpsのハイフレームレートでの上映は、
オーディオでのハイレゾとは一線を画している、といいたくなるし、
ハイフレームレートにあたる再生での条件とはなんだろうか、と考えさせられる。

単純に考えれば、サンプリング周波数が高くなれば、
ハイフレームレートと同じこと、となりそうではある。

けれどハイフレームレートの「ジェミニマン」を観ると、
そうとはいえない気持が強くなってくる。

なぜ、そんなふうに感じたのかは、うまく説明できないし、
理由もはっきりとはわからない。

それでも、サンプリング周波数がどんどん高くなることが、
映画における1秒間のコマ数が増えていくことと同じとは思えないのは、
聴覚と視覚の違いによるものだけとは考えていない。

なにか別の要素というか条件が、ハイフレームレートに相当する予感がしている。

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