Date: 10月 31st, 2019
Cate: 映画
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映画の予告編と本編は、
ここにきて、以前とは様相が変ってきた。

もう予告編で、映画本編のすごさをきちんと感じとることが無理になりつつある。
映画館での予告編ならばまだしも、
インターネットのおかげで、いまでは家庭で、映画館での予告編よりも早く見ることができる。

映画を観るのも好きだが、それと同じくらい、
もしかするとそれ以上に予告編を見るのが好きな私にとって、いい時代である。

ここでも書いてきているように、
いくつかの映画の予告編を見て、あまり期待できないかも……、と思っていたのが、
IMAXで観て、まったく逆であったことを体験してきている。

今日観てきた「ジェミニマン」の予告編もそうだった。
ジェミニマンというタイトルが、なんとなく古くさく感じられたし、
予告編を観ても、わさわざ映画館で観よう、とはそれほど思わなかった。

なのに、ハイフレームレートでの上映という、この謳い文句だけで観にいきたいに変った。
きっとIMAXで衝撃を受けた映画と同じであるに違いない、と思ったからだ。

映画の歴史は長い。
その長い歴史のなかで、いくつかのエポックメーキングなことがあって、
ここまで来ている。

いままたエポックメーキングなことが起っているのではないのか。
映画の技術的なことに詳しいわけではないが、
なんとなくそんなふうに感じている。

それゆえに家庭で見る予告編の印象と、
上映館を選んでの映画本編の印象は、大きく隔たりはじめている。

映画館の料金は、都内だと1,900円のところがある。
これは通常料金で、3Dやドルビーアトモス、IMAXだと追加料金が発生する。
一本の料金が3,000円前後になることもある。

私はauユーザーなので、TOHOシネマズは月曜日は安く観られるから、
月曜日は映画の日のようになってきている。

高いよ、という声もあるようだが、行けば納得できる。
一時期、映画館から遠ざかっていたのが、
映画館に行くのが楽しくなってきている。

いま、節目の時代なのかもしれない。
ほんとうに節目の時代なのかどうかは、しばらく経ってみないとなんともいえないが、
それにしても上映館を選ばなければならない時代になりつつあるのは確かなようだ。

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