デコラゆえの陶冶(若い人こそ)
デッカ・デコラについて書いている。
書けば書くほどに、書きたいことが浮んでくる。
だからこそ、若い人に、できるだけ若いうちに、
できれば10代、無理ならば20代のころに、一度でいいから、
わずかな時間でいいから、デコラの、いい状態の音を聴いてほしい、といいたい。
ステレオサウンド別冊Sound Connoisseur掲載の五十嵐一郎氏の「デコラにお辞儀する」に、
《大木忠嗣さん曰く、「これは長生きできる音だなぁ」》とある。
このことを、今回、じっくりデコラを聴いて実感しているところだ。
そういう音だからこそ、若い時に、わずかな時間ではあったが、
聴いておいて良かった、とおもう。