Date: 10月 17th, 2019
Cate: オプティマムレンジ
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オプティマムレンジ考(その13)

ひとつ前の(その12)でも二年以上前、
その1)は六年以上前である。

(その1)の時にはまったく意識していなかったが、
10月13日に、ひさしぶりにデッカ・デコラを聴いて、
ここでのテーマであるオプティマムレンジという発想は、
デコラをずっと以前に聴いている、その経験にあるということに気づいた。

デコラはナロウレンジだ、と別項で書いている。
書いておきながら、実際に聴けば、ほとんどの人が感じることだろうが、
ナロウレンジということをことさら意識することはない。

まったくない、とまではいわないが、
デコラの品位のある音を聴いていると、
ナロウレンジだなんてことは、どこかに消えてしまう。

これは周波数レンジだけではない。
ダイナミックレンジに関しても、
デコラはオプティマムレンジといえる。

完結しているとは、そういうことにつながることなのかもしれない。

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