カセットテープとラジカセ、その音と聴き方(余談・「BEM」)
アナログディスクに続いて、カセットテープもブームとはいわれている。
ナガオカが、22日からカセットテープを発売することが、昨日ニュースになっていた。
ノーマルタイプで、60分テープが220円という安さである。
私が中学生のころ、近くの電器店に100円テープが入荷していた。
ブランドは表記してなかった。
中国製だったのかもしれない。
とにかく製品情報が何もなかった。
60分で100円は、安かった。
安かろう悪かろう、とわかっていても、一本買ってみた。
まぁ、ひどかった。
中国では、いまもカセットテープは生産されている。
AliExpressで検索すると、ノーマルテープが表示される。
なので、最初ナガオカがカセットテープを出す、と聞いたときは、
中国製なのかと思ってしまったが、国内生産とある。
四十年前と物価はずいぶんと違ってきているのに、
この価格で利益が出るのか、とちょっと心配にもなるが……。
ナガオカのカセットテープがそこそこヒットしたら、
以前カセットテープを生産していたメーカーも続いてくるのだろうか。
そういえば昨年は「妖怪人間ベム」50周年だった。
つい先ごろ、「BEM」の放送が始まった。
若者が街中で踊っているシーンで、大型のステレオラジカセが登場する。
カセットテープである。
登場人物はスマートフォンを使っているのに、
そのシーンではラジカセというのも、カセットテープがブームになりつつある、といえるからなのか。