カセットテープとラジカセ、その音と聴き方(余談・その10)
7月3日のaudio wednesdayから、カセットデッキのことが気にかかっていて、
ヤフオク!をほぼ毎日のように眺めていた。
いったい、どの程度のコンディションのカセットデッキが、
どのくらいで購入できるのだろうか。
ヤフオク!には、どんなカセットデッキが出品されているのか──、
そういったことが知りたくて、iPhoneにインストールしたヤフオク!のアプリを眺めていた。
結局、当り前のことなのだが、売れたカセットデッキは出品されているし、
あまり売れなかったであろう、たとえばラックスのカセットデッキはみかけなかった。
なんとしてでも、あのカセットデッキが欲しい、手に入れる、
という強い気持を持っているわけではない。
これまで挙げたいくつかのカセットデッキのなかで、
程度が良くて、価格もほどほどといった虫のよいことが前提としてあった。
完動品といえるコンディションであれば、それなりの価格になるのもわからないわけではないが、
動作品ぐらいのレベルのモノに応札合戦する気はまったくなかった。
上限も決めていた。
その範囲内で落札できるモノ──、
そんなモノが見つかるのか、と思われるだろうが、
結果をいえば、見つかった。
ヤマハのK1dである。
ブラックパネルのK1dだった。
説明文には動作品とあった。
写真では、小さいな傷がないわけではないが、状態は良さそうである。
上限は12,000円と決めていた。
9,500円で落札できた。
送料を含めても、予算の12,000円以内でおさまった。