2019年ショウ雑感(その4)
今日から二日間開催のOTOTENに行ってきた。
東京は雨模様。
そのためなのか来場者は、多いとは感じなかった。
けれどちいさな子供をつれたお母さんが、
とあるブースで、子供を膝にのせて聴いている姿が印象に残っているし、
このお母さんだけでなく、今年のOTOTENは、子供連れの家族で来場している人を二組ほどみかけた。
これまでインターナショナルオーディオショウでもOTOTENでも見かけなかっただけに、
この人たちが来年以降も来てくれるのかどうか、知りたいところである。
今回のOTOTENで強い印象のブースといえば、ESD ACOUSTICである。
ガラス棟のG502とG510を使っている。
会場の国際フォーラムに行ったことのある人ならば、
インターナショナルオーディオショウで、どこが使っているかをいえばすぐにわかるはず。
G502とG510は、ガラス棟でもっとも広いスペースである。
ESD ACOUSTICがどんなオーディオ機器を鳴らしていたのかは、
AV Watchの記事、PHILE WEBの記事をご覧いただきたい。
この時代に、こういうスピーカーを開発するのか、
スピーカーだけでなく、アンプもCDプレーヤーも、システム一式揃っている。
鳴っていた音は、欠点を指摘しようと思えばいくつもできる。
セッティングも、もっともっときちんとやれば、と思わせるレベルである。
それでもこれだけのシステムをつくり上げた熱量は、素直に感心する。
日本のメーカーでいえば、以前のハニワオーディオが、これに近かった、といえなくもない。
ハニワオーディオはOTOTENに出展している。
けれど以前の大型スピーカー、システムではなく、
小型のスピーカーとシステムで、わが道を行くともいえる音出しを、今年もやっていた。