日本のオーディオ、これから(Made in Japan・その1)
何年くらい前からだろうか(オーディオ以外のところで)、
Made in Japanを誇らしげに謳っているのをよくみかけるようになった。
それらをみかけるたびに思っているのは、
ずっと以前のMade in Japanと、現状でのMade in Japanは、
意味するところは必ずしも同じではないはず、ということだ。
ずっと以前のMade in Japanは、いわばMade by Japaneseだった。
日本でつくられるイコール日本人によってつくられたモノであった。
いまはMade in JapanイコールMade by Japaneseなわけではなくなりつつある。
Made by JapaneseであるモノとMade by Japaneseではないモノ。
どちらが優れているとかそういうことではない。
ただMade in Japanを、誇らしげに(ことさらに)謳っているのをみると、
Made in Japanとは、どういうことなのかを問い正しくなる、ということである。