オーディオ入門・考(いつまでも初心者なのか・その5)
瀬川先生のオーディオ評論家としての活動の柱となっているものは4つある。
これは本のタイトルでいったほうがわかりやすい。
「コンポーネントステレオのすすめ」(ステレオサウンド)
「虚構世界の狩人」(共同通信社)
「オーディオABC」(共同通信社)
「オーディオの系譜」(酣燈社)
それぞれのタイトルが本の内容をそのまま表わしている。
「確信していること(その20)」で、こう書いた。
2011年11月だから、七年以上経っている。
昨年も、この四つの柱について、少しだけある人に話した。
この四つの柱は、オーディオ評論家としての活動だけにあてはまることではない。
オーディオ雑誌の編集にも、そのままいえることである。
(このことについては、別項で改めて書きたい。)
オーディオマニアにも、そしていえることである。
「初心者ですよ」という大人がいる。
ずっといい続けているいい歳した大人がいる。
一本の柱すら持たない人なのだろう。