Date: 7月 12th, 2018
Cate: フルレンジユニット
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大口径フルレンジユニットの音(その14)

十年以上前になるが、グッドマンのシャーウッド型と呼ばれるエンクロージュアを手に入れた。
立方体に近い形状で、リアバッフルにグッドマンならではのARUがついていて、
フロントバッフルは傾斜しているエンクロージュアである。

オリジナルではなかった。
国産箱だったけれど、そうとうにしっかりと作られたモノだった。

ユニットは30cm口径が取り付けられるようになっていた。
古いモノだから、くたびれていると感じるところもあったが、
そのころ、こんなエンクロージュアをほしがる人もいないようで、格安だった。
とりあえず買っておこうかな、そんな気持だった。

30cm口径のウーファーを入れて、マルチウェイにしようか、とも考えたし、
30cm口径のフルレンジを入れてのシステムもいいなぁ、と考えていた。

グッドマンのユニットが、中古で出たらそれにしようか、とか、
現行製品の30cm口径のフルレンジを取り付けようか、とか、
そんなことを考えるのが楽しいことは、オーディオマニアならば分ってくれよう。

引っ越しのときも捨てずにいた。
けれど、スピーカーが増えて、どうにもならなくなり、粗大ごみとして処分した。
そのときはそれほどもったいない、とは感じなかった。
もちろんまだ持っていたかったけれども。

いまごろになって急に、やっぱり捨てなければよかった、と後悔している。

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