オーディオと「ネットワーク」(モニター機の評価・その3)
掲示板のことを忘れるところだった。
audio sharingをつくる以前からオーディオの掲示板はいくつかあった。
ときどきアクセスするくらいだったが、
掲示板を自分のサイトに設けようとは最初から思っていなかった。
人がそれほど集まっていない掲示板ならそれほどではないが、
人が多く集まっている掲示板では、その管理者の苦労は想像するだけでしかなかったが、
かなり大変だったはずだ。
活発な掲示板は、急に人気が出始めるときがある。
そうなると、それまでの常連の人たち以外にも、
多くの、さまざまな人たちが書き込みをするようになる。
そのことは基本的には歓迎すべきことなのだろうが、
実情はそうとはいえない例をいくつも見てきている。
オーディオの個人サイトの掲示板は、大変なだけではないか、と私の目には映っていた。
掲示板で記憶に残っているのは、déjà vu(デジャヴ)というサイトのそれである。
Mさんという若い方がやられていた。
当時のステレオサウンドにも読者代表のような形で登場されたこともある。
詳しく調べたわけではなく、単なる印象にすぎないが、
2005年ごろが、インターネットにそれまであまり関心をもっていなかった、
やっていなかった世代が、急にやりはじめた時期にあたるような気がしている。
déjà vuの掲示板にも、そういう世代のオーディオマニアと思われる人たちが、
多く集まるようになった。
当時、オーディオ雑誌に書いていた人も数人参加していたし、
ステレオサウンドに登場したことのあるオーディオマニアの人たちもいたようだ。
déjà vuの掲示板は、賑わっていた。
けれど、長くは続かず、サイトごと閉鎖している。